ねぇ、硬くなってしまったパンて、困ると思わない？ 気分でバゲットを買ったはいいけれど、 全部は食べきれない事が、ほとんどじゃない 食パンだってそうよ。 残った食パンは、パン粉くらいにしか使い道って 無いもの。

そこで、第１回は、イタリアはフィレンツェで出会った 「パッパ・アル・ポモドーロ」を、紹介したいの。 この料理はね、イタリアはトスカーナ地方のシエナで生まれた、 農民達の郷土料理なの。 今では、トスカーナの代表的な家庭料理として愛され、 トスカーナのマンマたちが腕を振るってる。 簡単に説明しちゃうと、「トマトのパン粥」なんだけどね。 トマトソースとパンを一緒に煮込んだもので、 強烈な完熟トマトの香りが食欲を誘うのよ。 やっぱりこれからの季節、アツアツで食べるのが 私的には好みだけど、冷めてもとっても美味しいわ！

イタリア人は、基本的にアツアツは食べないのよ。 彼ら曰く 「アツアツの食事は、体に悪い」 ですって！ でも、この料理は別みたい。 ちょっとアツで、食べてたもん。 この料理はいいわよぉ。 なぜよいかって？ それはね、お腹を満たしてくれるのはもちろん、 温野菜をいっぱい食べられるの。 温野菜は体にいいって、モンちゃんがお昼に言ってるわ。 これで、行き先をなくしたバゲットちゃんも きちんと役目を果たしてくれるじゃない。 イタリア人って、節約上手よねぇ。 　　　　　　　　　　　　　レシピへＧＯ！